こんにちは、末っ子界No.1破天荒エンジニアSHOOTです!
私は新卒1年目にも関わらず、大手SIerからWeb系に転職しました。
「大企業特有の窮屈さ…考えの甘さ…希望通りいかなかった配属先…合わない上司…理想と現実のギャップ…」
転職を決断した経緯とともに、社会人1年目に経験した様々な苦悩を包み隠さず書きます。
「これから就活する方・している方」
「とにかく会社が嫌で、転職を考えている方」
「3年未満の転職に踏み切れない方」
上記に当てはまるような方は特に参考にしていただければと思います。
【新卒1年目】大手SIer→Web系転職物語③を読んでいない方はこちらからどうぞ!内定してから入社後の配属までの経緯をまとめました。
半年間の派遣OJT開始!
いよいよ10月。
ここから半年の実習はちょっぴり楽しみにしていました。
何故なら通勤が往復4時間から往復3時間になるから!(これ結構でかい)
そして、、、
SI業界であれ何だろうと、運用保守ではなく、開発現場に携われるからです!
通勤地獄と配属後のギャップの苦しみから、なぜかプログラミングの勉強を始めたSHOOT。
「プログラミング楽しいぞ…!」
ということに気づいちゃってました。
派遣先の開発言語(Java)をあらかじめ聞き出し、予習しちゃうほどやる気まんまんでした。
やるぞー!!
出勤初日。
ここから半年間の私の指導員となる方と挨拶を交わし、実習の説明、プロジェクトの説明を一通り受けます。
指導員「新人は〜して当たり前だから」
が口癖のマウント上司ということが1日目にして判明。
昭和体育会系の新人なら相性は良かったかもしれませんが、、、
生粋の末っ子現代っ子SHOOTとはまさに水と油。
この指導員と半年間やりとりするのがツライ。。。
目指せ、エクセルマスター!
「Java書きてぇ」
と思って開発現場に来たSHOOTでしたが、
無情にも現在はまだ基本設計フェーズらしい。
※SI業界の開発は基本設計→詳細設計→実装→単体テスト→結合テストの順に開発が進んでいく。
しかもマウント上司、、、、
そんな中マウント上司から最初に与えられた仕事は、
「マクロやって」
基本設計書やドキュメントは全てエクセルファイル。管理もエクセル。
エクセル地獄。。。
ということで納品時の表紙ページ差し替えツールとかファイル名差し替えツールとかツール系ひたすら作っていました。
(放置された時、どさくさに紛れてオセロゲームも作っていたことは内緒。)
まさにエクセルのエクセルによるエクセルのためのツール。
ググった時にSI業界はエクセル文化があると出てきましたが、
本当だとは。。。
「Java…」
Javaに恋い焦がれていたSHOOTは、
不本意ながらマクロマスターという称号を得るまでに成長。
マウント上司と日報について毎日ネチネチと説教されながら、マクロマスターやってるうちに基本設計フェーズが終わり、ついに1月から詳細設計に。(プロジェクトは2ヶ月の遅延)
SHOOTも詳細設計書作成に加わることに。
本来大手SIerは設計書は作成せず、
協力会社があげてくる設計書の進捗を管理する仕事なのですが、
SHOOTは新人でOJT中なので、設計、実装、テストをやらしてくれることに。
やっとシステム開発に関われるー!
詳細設計〜実装〜テスト
マウント上司「詳細設計やれ」
ということで、まずは基本設計を読み込んでみる。
すると、、、
「基本設計書がひどい。。。」
曖昧な仕様。無茶苦茶なロジック。明らかなミス。
確認しなきゃいけないことが多すぎるー( ;∀;)
とりあえず、基本設計書を作成した人に色々質問を投げかけてみることに。
「ここの部分どう実装するつもりで書きましたかー?」
「それは詳細設計書く人が考えることですねー。」
「!?!?!?!?」
斜め上の回答が。。。これが丸投げ。。。笑
プログラミング学習を始めてから4ヶ月くらいたっていたSHOOTから見ても、無駄で実装不可能なロジックがちらほら。
どうもコード書けない人が設計書作ったっぽい。
(その頃すでにWeb系企業から内定もらっていた)
この業界の闇の片鱗なのか!?
ITに詳しくない人が上流工程に存在すると下流工程の人にしわ寄せがきてしまう(給料が低いのに)。
※ITに詳しい人ももちろんたくさんいるので注意。
マウント上司が
「プロジェクト遅延してるけど、基本設計をじっくり作り込んでいたからだ。」
と言っていたのになぁ。。。
SI業界の開発手法的には、開発プロセスを戻るのはタブーなのですが、
聞くところによると自分が担当した機能だけでなく、詳細設計フェーズでの基本設計書修正件数が500/600件(8割以上?)くらいあったらしい。
これは遅延もしょうがないですねー。SIの仕事は本当に大変だー。←他人事
2月。待ち焦がれた実装フェーズに突入。やっとコードが書ける…!
フロントはC#, バックはJava。
幸いにもSHOOTは詳細設計で担当した機能をそのまま実装することになったので、ラッキー。
他の人が作成した機能を実装するとなったら末恐ろしかったですね。(本来はそうなんですけどね。)
実装自体は、設計書が完璧なら文章をそのまま実装するだけなので、簡単です。
そんなことはほぼほぼないので、
実装してみたらおかしい→基本設計まで戻って修正
というケースが多いですけどね笑
あとは大手SIerが作った謎のフレームワークを使ってコード自動生成できる部分が多いので、それは助かります。
自社でしか使えないスキルしか身につかないですけどねー。
実装が終わり次第、単体テストと結合テストに着手。
気持ち悪いほどの数のテストケースを作成し、実行。(まぁテストは大事)
こうして、詳細設計→実装→単体テスト→結合テストをやりきったSHOOT。
毎日ネチネチ言われる日々は精神的にキツかったものの、
これだけのことを経験させてくれたマウント上司には感謝ー( ^∀^)
着々と進めていた転職活動を終える
閉鎖的で古い体質なSI業界から、より自由でオープンに感じたWeb系エンジニアの仕事に大きな魅力を感じていたSHOOT。
裏でプログラミング学習やハッカソンなどのイベントに参加しながら、転職活動を進めていました。
2月はじめ。実装フェーズが始まった頃。
ついに一番行きたかったWeb系企業から内定を得ることに成功しました!!
また大きい会社ですけどね笑
やったー!!\(^-^)/
そして4月。Web系自社開発企業のエンジニアとして新たな道をスタートさせました。
以上、社会人1年目にして脱SIerに踏み切った経験をサラーッと書いてみました。
ここまでの話には書きませんでしたが、
誰もが知る大企業を1年目に辞めるということで、
嫁(1年目に結婚)や両方の両親、親戚にめちゃめちゃ反対されました。
「我慢して3年は続けるべき」「結婚したばかりなのに何故そんなリスクをとるのか」…etc
でも周りを気にするあまり、我慢して自分を押し殺すのは違うと思ってます。
どんなに肩書きやステータスがあっても、嫌なことばかりで日々の生活が楽しくなかったら何も意味ありません。
社会人1年目だろうがなんだろうが逃げたいときは逃げて、新たな環境を求めてもいいんじゃないでしょうか?
この1年目での転職経験から、
会社の枠にとらわれず、もっと自由に、自分に正直に生きていきたい。
そう強く思うようになりました。
今後もブログ書いていくので、よろしくお願いしますー。
ではまた。
終わり
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