「まだ3年経ってないけど転職したいと思っている。仕事まじ辛すぎ辞めたい。将来が暗く感じる。」
という悩みに対して書きました。
世の中の価値観や常識が大きく変わってきている昨今、
苦しみながら嫌々働いている前職の同期も多い。
この記事を書いている僕は過去に同じような悩みを抱き、
新卒で入社した大手SIerを1年で辞め、
現在はWeb系のエンジニアやってます。
「なんで仕事辞めたいの?」
辞める時はこぞってされるこの質問。
もちろん転職理由を人に説明するときはシンプルさが求められます。
しかし、実際のところ転職理由はたった一言で表せるほど単純ではありません。←(頭悪いだけ説)
いくつもの体験が重なりあい、踏ん張りきれなくなって転職に踏み切るはず。
ポジティブな転職、ネガティブな転職
これらの区分けは僕からしたら全く意味がないことだと思いますね。
結局は「現状への不満」が転職を考えるスイッチになっているから。
僕の場合は、
不満→調べる・考える→行動する→希望が見える→決意が固まる→転職
という流れで転職に至りました。
不満から転職までの間に不満は
どんどんどんどん溜まっていき、
塵も積もれば山となる。
思い出してみると僕を転職に導いてくれた体験がいくつもありました。
そこで本記事では、
同じように仕事辞めたくてたまらない新卒・若手社員のあなたに向けて
僕が実際に体験した転職のきっかけとなったエピソードの中で選びに選び抜いた5個のエピソードを共有します。
読んでバカにするもよし
参考にしてもうちょっと頑張ってみるもよし
退職に踏み切る指標にするのもよし
さて、気合い入れていきますよ!
目次
辞めるきっかけとなった体験5選
予想外の配属先
この出来事は、期待が膨らんでただけにダメージが大きかったです。
数ヵ月間にわたる集合研修、そして配属面談を経た僕は
なんと希望にすら入れていなかった部署に配属になりました。
なぜそこまで期待が膨らんでたかと言うと、
僕の中で希望の部署に配属されるという自信があったからです!
というのも、客観的にみて経験とか資格などスペックはわりと高めな方でした。
(実際はけっこうポンコツなのですが、、w)
体育会系副主将
理系院卒留学経験あり
インターン経由超早期ルート内定獲得
加えて、TOEIC(IPテスト915)や情報系の資格等でリード。
さらに研修中に行われた配属面談でもかなり好感触…!
これらの他の同期より一歩リードしていると思っていた(自惚れていた)のですね。
当時の僕は大学院時代の留学経験から
海外に興味があり、謎にグローバルに働きたい願望が強く、
当然海外案件が多いと思われる部署を希望します。
留学経験もあるし、
TOEICも現在進行形で結果だしてる。
希望している海外系の部署に配属されるはずだろう、と。
が、、、結果は、選択肢にすら入っていなかった部署に配属が決まりました。
しかも配属が言い渡された時、
人事から
「海外案件あるから安心して」
と言われたにも関わらず
配属後それはデタラメな発言だったことが発覚。
内情は超ドメスティックな部署だったという
ちょい上げからドーンと突き落とされるという屈辱。。。
何よりも僕以外の同期はほとんど希望どおりの部署に配属されている
という事実が重くのしかかり
「何で僕だけ、、、」
って何度も思いました。
普通の感覚の社会人なら
「社会人と学生は違う。個人の思い通りになるわけがない。切り替えて頑張るしかない」
という思考になる、もしくはならないとやっていけないんだろうけど、
僕には毎日コツコツと努力して積み重ねてきたことが
すごい小手先というか、ちっぽけに感じました。
これまでの自分が嘘のように
あらゆるエネルギーがすっぽりなくなってしまったのを覚えています。
まぁあとから業界を分析したら、
海外案件なんて僕の業界、会社、職種では皆無だったんですけどねw
今となっては良い社会勉強だったと振り返れますが、
当時の会社への不信感や絶望感は今でも忘れられません。
往復4時間の通勤
転職のトリガーとなった最もクリティカルなエピソードかもしれません。
通勤ごときで嘘でしょ!?
と思われるかもしれませんが、大真面目です。
当時の僕は配属されていきなり顧客先常駐を言い渡され、横浜の外れから東京を跨いで大宮付近までの満員電車通勤を余儀なくされました。
朝は早起きして満員電車に揺られ二時間超。
職場についた頃にはヘトヘトで、たいして面白くない仕事を淡々とこなす。
やっと終わったぁと思ったら家まで二時間超かかるという絶望感。
家に着いたら機械的に食事、風呂、洗濯、寝支度を行い、部屋での自由時間は30分程度。
1日の疲労で部屋に入ったらベッドから動けず、あっという間に就寝時間が。。。
朝起きたらまた…
と、この生活が毎日延々と繰り返されるのです。
平日は生きた心地がせず、休日も平日のことを思うと憂鬱感が抜けませんでした。これだけ通勤時間が長いと、色々考えるわけですよ。
「1日4時間×1ヶ月でどれだけの時間を無駄に消費しているのだろう」
「会社員としての明るい未来が想像できない」
「こんなひたすら消費する毎日になんの意味があるの」
「どういう生活(毎日)が送りたいな」
「人生一度きり本当にやりたいことをやりたいな」
だとか。
通勤時間は読書や英語の勉強に費やしていたのが
いつの日かネット検索にふけり、
就活の時する余裕がなかった将来設計を
考える時間が爆発的に増えたわけです。
この状態が数ヶ月続きましたが、
ここだけの話最後の方は通勤が耐えられなくなって
近くのビジネスホテルに泊まってました。
(同僚の方黙っていて申し訳ございませんw)
他の人にとっては重要ではないかもしれませんが、
僕にとっては毎日繰り返される通勤時間は
ストレスしか生まない害悪でした。
たかが通勤、されど通勤。
自分の時間は宝です。
通勤という悩みは立派な転職理由になると僕は思います。
真夏の工場実習
僕が新卒入社した大手SIerでは、
システムエンジニアですが、
モノづくりの現場を体験して知ろう的な名目で行う
「工場実習」
という研修が2週間ありました。
この研修での体験は、
僕をメンタルブレイクさせるのに十分すぎる内容でした。
タービンなどを製造するその工場は
何と空調設備が存在しないという超劣悪な労働環境。
しかも数年前に工場実習中が事故を起こしたらしく
基本作業を体験させることはできないらしい。
作業させて怪我なんてさせてしまったら現場が責任を問われるので
当然ですよね。
そんな中やることと言ったら、、、
掃除です。
真夏で冷房なしで熱がこもる工場内で、
やることがなく
ほぼ毎日ひたすら掃除してました。笑
研修受け入れを強制させられた(?)現場には全く非はないので、
余計に複雑な感情が湧いてきます。
掃除スキルが飛躍的に上達した僕は、
日報に掃除のスキルが上達したって皮肉を書こうと思ったくらいです。
こんなにも形がい化された研修があるなんて。。。
研修なんて2週間で終わります。
我慢すればそれで終わり。
そんなことは分かってはいるのですが、
就活〜社会人の活動を通じて会社という組織に違和感ばかり感じていた僕には、
重くずっしりのしかかりました。
「会社とはそういうもの」
誰に聞いても同じ答えが返ってきます。
でも僕の中での違和感が徐々に確信に変わっていった
そんな出来事でした。
飲み会
会社での飲み会。
大学時代から飲み会嫌いな僕にとっては
嬉しくないイベント。
もちろん飲み会に参加する一人一人はとても優しくて良い方だし、
今の時代お酒の強要されないし、
良い人間関係を構築するには持ってこい。
しかも当時の職場の方は飲み会嫌いそうな僕を気遣って
無理に誘わないでくれていました。
とてもありがたい環境ではあったのですが、
数少ない参加した飲み会ではやはりどうも馴染めなくて。
自慢話や仕事の愚痴、他人の悪口、夜の話などの話題が多く、
上司との会話なんて返答含めて下手なこと言えないですし、
元々酒自体が嫌いな部分も影響してますが、
とてもじゃないけど楽しんで参加することができませんでした。
会社員である限り、
飲み会はある程度避けられないのは分かってはいたものの、
あのなんとも言えない昭和的な雰囲気が漂う飲み会は
耐えがたいストレスに感じてしまったのです。。
飲み会が直接的な転職理由とまではいかないものの、
月1回程度でじわじわと溜まっていくストレスは、
その度に今後の生き方を考えるきっかけとなりました。
みんな悪い人ではないのに、
集団で飲み会になると全体的にどうも良くないオーラを纏ってしまうあの現象はなんなのでしょうか。
開発現場の闇
僕はフロントSEという本来システム開発の上流を担当する役職だったのですが、
研修の一環でSI業界の開発現場に一時的に派遣されました。
そこでSI業界開発現場の闇を体験したことで
転職への決心が一気に固まりました。
この時の詳細はこちらの記事でも詳しく書いてあります。
仕事内容が嫌だったと言うよりも(嫌ではあったのですが)
上司の働き方に希望が全く持てなかったのが何よりも大きかったです。
とにかく辛そうに働くんですよ。
そのせいかプロジェクトルームは常に死んだような空気で殺伐としていて
マウントの取り合いというか。
それに労働時間は朝9時から夜11時過ぎは当たり前。
仕事の後は飲みに行って仕事の愚痴や他人の悪口のオンパレードです。
僕にはどこからどうみても
人生を楽しんでいるようには見えませんでした。
開発現場で一緒だった僕の同期は鬱になりかけてました。
一人一人ときちんと会話すると、人間味もあって
良い方ばかりなのですが、、、
全体の雰囲気としては良くないのはなぜなのだろう。
もちろん研修から戻ったら
システムの開発現場で働く機会はそう多くありません。
しかしこのような環境を作ってしまう
SI業界のやり方や働き方、価値観そのものに
嫌気がさしてしまったのです。
僕が目指す将来は
この業界にいたら一生実現できない
という決意を固めたエピソードです。
1年で辞めても大丈夫。
おそらくここまで読んでくれたあなたは現職を辞めようかかなり悩んでいると思います。
そんなあなたに一言伝えたいことは、
「辞めても大丈夫。あなたを味方する人はいるから何度でもやり直せる」
ということです。
僕自身、誰もが知る大企業をたった1年で辞めるということで
家族、親戚、当時結婚を控えた現嫁…etc
あらゆる周囲の人からめちゃめちゃ反対されました。
しかし想い熱意を持って伝えることで最後は納得してくれましたし、
転職した今でもありがたいことに変わらず僕の味方でいてくれています。
確かにあなたは僕のように業界研究も企業研究もろくにしなかった考えが少し甘い方かもしれません。
でも、だからなんでしょう?
「とりあえず3年は我慢」
「辞めるのは甘え」
「これだからゆとりは」
という声があるのは事実だし、
確かにある程度は正しいかもしれません。
しかし、あなたが感じている辛さが分かるのは世界であなただけ。
決して自分を犠牲にしてまで従う声ではありません。
世代論が勃発しそうですが、たかが仕事です。
本来人生を充実させるためのツールでしかないと信じています。
辞めたいあなたが次にとるべき行動
とりあえず誰かに相談してみよう
「仕事辞めたい、転職したい」なんてシリアスな話、
会社の同期はもちろん、むしろ身近な人ほど話しづらいですよね。。
僕も一人で抱え込むタイプなので気持ちわかります。
でも、僕の経験談から言うと
すぐにでも誰かに話した方が良いんですよね。
たった一人で考えて結論を出すのは、
視野が狭くなりがちですし、
何より精神衛生上良くないです。
それに人に話す(アウトプットする)ことで気持ちの整理もついてきます。
正直、もっと早く誰かに相談すればよかったと思っています。
とは言え、僕と同じように
「そんなこと言っても話しにくい。。」
と思っているあなたには、
転職サイトに登録してプロの人に相談してみることをお勧めします!
転職相談から転職までサポートまで無料で利用できるので、利用しない手はないです!
僕も転職への第1ステップは、色々な転職サイトのプロの転職コンサルタントに相談からでした。
面接から転職までの具体的なステップをイメージできるようになるので、
転職が身近に感じたのを覚えています。
有名なところだとまずリクルートエージェントでしょう。
求人数、転職支援実績どれを取っても業界トップクラスです。
求人数の多さから様々な選択肢が検討できます。
大手企業はあんまり好きじゃないという方は、
まだあまり大きくない企業のサービスがお勧めです。
求人数や転職支援実績では大手に劣るもの、
その分一人一人に親身に向き合ってくれます。
とりあえず気軽に相談したいというあなたは
第2新卒向けの転職サイトのウズキャリ
や20代の転職相談所(バナー参照)を使ってみると良いでしょう。
働き方・生き方を大きく変えたい場合
転職活動では、これまでのスキルや経験が重視されがち。
普通に転職活動を進めた場合、
同じような業界に転職すること多いです。
つまり、あなたの周囲の人間関係は変わるものの、
仕事内容・働き方が大きく変わることはありません。
「自由な働き方・生き方を目指したい」
「もっと違う景色が見たい」
「チャレンジしたい」
「普通のホワイトワーカーは嫌だ」
僕のようなこんな風に思っているドリーマーには
IT業界をお勧めします!
特にWebエンジニアという職業は魅力的です。
仕事を通じてプログラミングスキルがつき、
パソコン1つで
「いつでも・どこでも・誰とでも」
という夢のような働き方を
実現する可能性がつまっています!
従来の働き方・生き方での将来像が見えない方は
挑戦しても良いではないかと思います。
もちろん楽な道ではないですけどね。笑
ただ現在エンジニア不足という背景もあり、
僕のように未経験からキャリアチェンジすることも十分に可能だと思います!
未経験からWebエンジニアになるには、プログラミングスキルをつける必要があります。
独学ORスクールという選択肢があります。
独学ならまずProgateで基礎を学ぶことからはじめると良いでしょう!
僕もProgateから全てが始まりました。
基礎を学び終えたら、
などの動画サイトで実践的な開発を学んでいけます。
あとは、独学で挫折したり、
お金や時間を確保できる方はプログラミングスクールというチョイスもあります。
TechAcademy [テックアカデミー]や
プログラミングのオンラインスクールCodeCampが有名です!
現役のエンジニアの指導を受けられるので
転職への良いステップになります。
無料体験もやっているので一度試してみてはどうでしょう!
プログラミング面白い!
Web業界に挑戦してみたい!
という思いが強まってきたら
あとは転職サイトを活用して転職活動を進めていきます。
Web系に強い転職サイトを活用した方が良いです。
「レバテックキャリア」はIT系に特化していてお勧めです!
行動してみると環境が自分を運んでくれる!
僕は未経験からいきなりメガベンチャーのスタートアップ部署に入れて
Webエンジニアとして1年間やってきたわけですが、
こんなキャリアを歩むなんて1ミリも想像していません。
正直「運」と「縁」に相当恵まれていました。
ですが、「運」と「縁」を引き寄せたのは
間違いなく「行動」です。
行動したら、周りの環境が変わり
僕を今の位置まで運んでくれたのです。
1つ1つは小さな行動と勇気ですが、
積み重ねるときっとあなたを取り巻く環境は変わります。
まずは、「誰かに相談」することからやってみませんか?
本ブログは、
行動するあなたに役立つ情報やコンテンツを
発信しています。
Webエンジニアに興味がある方はWebアプリ開発の記事などもあるので、
ぜひ参考にしてください!それでは!
コメント
行動力って大事ね。会社には、文句言いながらでも組織にいたほうがいいって思っている人か、不満はあるけど行動できなくて諦めている人がいるのかもね。動くことをためらってしまっている人達にとっての希望の光となってください。人間力って研究よりよっぽど大事(苦笑)
こむこむさん、コメントありがとうございます!
はい、僕のような凡人でも少しずつ行動することで未来を切り開けるということを読者の方に伝えられたらいいなと思っています。
これからもゆっくりと、でも確実に行動し続けて、希望の光になれるよう頑張ります。今後ともよろしくお願いいたします!