
「Webエンジニアになってスキルつけてフリーランスになりたい!」
というあなたに向けて、
「スタートアップ=成長早い」
という考えに一石投じ、
最後に新たな転職オプションを提案するという記事を書きました。
プログラミング未経験からWebエンジニアに転向し、
2020年3月現在大手企業のスタートアップ部署で働いている僕が、
「未経験Webエンジニアがいきなりスタートアップで働くこと」
の実態について伝えます。
スタートアップへの転職が良くないということではなく、
企業選びの視野を広げて欲しいと思います。
ぜひ参考にしてください!
目次
そもそも身につきたいスキルって具体的に何?
最初にできるだけ明確にするべきなのは、
自分はなんのスキルを磨きたいと思っているかということ。
ひとえにスキルって言っても色々あります。(掘り下げると無限にある…)
Web制作、フロントエンド、サーバーサイド、インフラ
要件定義、設計、実装、テストetc…
どんなこともそうですが、
「出口」
を設定することは重要です。
どの道が正しいとかではなく、
自分がどういうエンジニアになってフリーランスとしてやっていきたいか。
すごい偉そうに言っていますが、
そういう僕はすごいざっくりしています。笑
Webエンジニアになる前から現在に到るまで
ブレずに持ち続けているエンジニア像があって。
僕は、
「自分のアイデアをスピード感を持って形にできるようになること」
を目指していました(います)。
そのため、当時は
一連の流れを全て体験できそうなWeb系自社サービスのベンチャーを中心に探しました。
僕みたいな人は転職先としてスタートアップを選びがち
そうです。
僕みたいにふわふわした人は、
「スタートアップ」「ベンチャー」
を目指しがちなんです。(笑)
エンジニアとしてのスキルをできるだけ早く習得したい!
将来フリーランスになりたい!
と思っているあなたはスタートアップへの転職に魅力を感じているはずです。
なぜならスタートアップなら以下のようなイメージがありませんか?
- 分業化されていない
- 新規開発ができる
- 担当範囲が広い

つまり、広範なスキルが早く身に付く!
僕はWebエンジニアになる前、似たような考えを持っていて、
転職活動の際ベンチャー企業をいくつも受けました。
結果、メガベンチャーのスタートアップの部署から内定をいただき、
現在スタートアップに近い環境でWebエンジニアとして働いています。
曲がりなりにもスタートアップに近い環境で1年間働いてきた経験から
未経験がスタートアップのWebエンジニアになった場合のリアルを
みなさん共有したいと思います!
【素直な感想】スタートアップ=スキルつくとは言い切れない
結論から言うと、
スタートアップ=スキルつくとは安易に考えない方が良い
です。
開発以外の業務が意外と多い
もちろんどういうWebサービスを持っているか
どうやってマネタイズしているのか
など、事情は様々です。
しかしどのスタートアップでも共通して言えることがあります。
それは、
リソース不足
です。
つまり、言い換えると
本来の役職を超えた業務もやらなければならない場合が多い
僕の場合は、普段100%エンジニアリングできているかというとそうでもなくて
案件の運用、ディレクション、その他雑用など
開発以外に気を使わなければいけないところがけっこう多いです。
時期にもよりますが
新規でエンジニアリング(設計、開発)ができている割合はせいぜい4~5割くらい?
だと思います。
仕組み化されている組織だと、オペレーターやディレクターがいて、
きちんと分業されています。
(エンジニアリングの作業自体も分業化されているかもしれませんが。。)
スタートアップなら自由で好きなことばかりできる!
というわけではないことは知っておきたいですね。
新規の開発案件をもらえない!?
未経験からWebエンジニアになる人にとっては非常にシビアな現実です。
リソース不足にも関わらず、新規の開発案件が自分に回ってこない可能性があります。
なぜならベンチャーというのはまさにスピード命だからです。
スピードがないと新しい案件が取れませんし、
すごいスピードで案件が同時にどんどん走っていきます。
そんな環境の中に実務未経験の素人がポンと放り込まれたらどうなるかというと
急ぎの納期の開発案件が回ってくることはありません。
当然ですが、仕事ができる人に全て案件がいきます。
(これはスタートアップに限らずですが)
余裕がないゆえに、圧倒的資本(実力)主義ということです。
とはいえ、実力主義な分チャンスはたくさん転がっていて、
リソース不足な分案件のおこぼれはあります。
自分次第で成長のチャンスが多いのは事実です。
僕の場合は幸運にもチームのマネージャーに「育てる」という一定の理解があって、
入社直後にいきなり新規開発案件を任せてもらえたりしてるので
まだ恵まれていたと思っています。
しかし、
新規の開発案件がどんどん入ってくる環境にも関わらず、
開発経験が積めない→エンジニアスキルが付かない
という最悪な状況も起こりうるということは入る前に知っておかなければなりません。
教育体制が整っていない
ある程度覚悟しなければなりません。
リソース不足ということは教育する余裕もないということです。
どの企業にもある程度教育係はいるはずですが、(いなかったらブラック…)
それでもじっくり基礎を教えてくれる余裕はありません。
結果どうなるかというと
レビュー時間がゆっくり取れなかったり、
質問が拾えなかったり
ということが起こります。
実際にそんなにダイレクトには言われませんが、
「ググれカス」
文化ということです。
分からない部分は自分で問題解決しなくてはならない領域が
とても広い。。。
まぁエンジニアとしていきていく限り結局自分で
問題解決する能力は不可欠なので、
「ググれカス」
は良いとして(未経験にはなかなかキツいですが)
レビューの時間が少ないのは結構痛いですよね…?
常に自分で調べながら「なぜ?」を重ねながら、
理解を深めるということを常にできないとなかなかしんどい環境です。
まとめ:純粋に開発スキルをつけたいならWeb受託もあり?
「スタートアップ=成長早い」
という考えに縛られるのは安易だということを伝えてきました。
あなたが求めるスキルが何なのかによりますが、
もし、純粋な「プログラミングスキル」を指しているのだとしたら。。
Web系自社サービス企業、スタートアップという選択肢にこだわる必要はないでしょう。
「Web受託開発企業」
も新たな選択肢になるはずです。
ネット上には自社サービスは最高、受託はクソ
みたいな風潮があります。
自社サービスを持っている企業の方が
上流の方から関われてやりがいを持って主体的に取り組める
と考える人もいるかもしれません。
ただ、もしあなたがフリーランスとしてのスキルを最短距離で身につけたい
と考えていたとしたら一瞬立ち止まってみましょう。
むしろ受託開発企業で働いた方が
純粋な開発作業に集中できるはず。
フリーランスは自分のサービスで稼ぐよりも受託で稼ぐ割合が圧倒的に多いです。
ならば、フリーランスに必要なプログラミングスキルは
受託企業で働いた方が早くつくというのは自然な考えではないでしょうか?
最後に、
未経験からWeb受託に転職したいというあなたに新たな選択肢を紹介します。
「未経験スキルなし」でも完全無料で
プログラミング学習→エンジニア正社員になるまで転職支援してくれる
プログラミングスクール「GEEK JOB」です。
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ただし、下記に当てはまる方のみが対象みたいです。
・高校卒業から29歳までの方
・エンジニア(プログラマー/システムエンジニア/インフラエンジニア等)への転職意欲がある方
・一都三県(主に東京)で就職をお考えの方
プログラミングスクールに実際に通うかどうかは総合的に判断しなければなりませんが、
説明会や個別相談に参加するだけで、あなたの見識を広げてくれるはずです!
「スクールなんかよりお金もらって(就職して)学ぶことが一番だよね。。」
と考えるあなたに朗報です。
実は、「GEEK JOB」ってプログラミングスクールだけではないのです。
僕は転職活動中に「グルーヴギア」という会社で面接しました。
先ほど紹介した「GEEK JOB」を運営している会社です。
その面接の時に、
「未経験スキルなし」でも契約社員としてお金をもらいつつ
開発現場で経験をつめるという夢のような話を伺いました。
当時の僕はWeb系自社サービス企業かつそれなりの待遇
にこだわっていたため縁がなかったですが、
お金をもらいつつ開発経験をつめるという話はとても魅力的でした。
スクールと契約社員の境界線は不明ですが、
実際に今転職活動をしているまたはする方は、
説明会や個別相談だけでなく面接を受けてみることをお勧めします!
もしかしたらお金をもらいながらWebエンジニアとしてのキャリアをスタートできるかもしれません!
以上、
未経験がいきなりスタートアップでWebエンジニアになること
について実体験を元に考えを書きました。
ネット上には色々な情報があり、振り回されてしまいがちです。
周りに何を言われても変わらない自分なりの軸を持つと、
迷いなく転職活動に臨むことができると思います。
本ブログでは転職体験やノウハウを今後も発信していくので
ぜひ参考にしてくださいね。
それではまた!